トモス　事業内容

電子彫刻製版

ダイヤモンドスタイラス（彫刻針）によってシリンダー（版銅）にデータ上で作製した図柄を直接彫り込みます。フィルムを介さずに機械的な処理を行うため、クリーン且つ高品質で安定した製版精度を確保することが可能になりました。それに伴い、再版時などの版面再現性も非常に高いものとなっています。トモスでは、美しい濃度表現と作業の正確さに定評のある米国オハイオ社のシステムを2機導入しています。深彫り対応も可能ですのでご相談ください。

腐食製版(ダイレクト製版)

図柄を露光させたフィルムを用い、版銅に腐食（エッチング）を行う製版方式。長くグラビア製版の主柱技術として活躍しています。非常に細かい文字などの精密表現、彫刻でも表現しきれない程の繊細で淡い調子を出すことは、腐食製版ならではの得意分野です。

Chrome

クロームメッキ

クロームメッキ（クロムメッキ）は、大量印刷に耐えうる版面硬度と耐摩耗性を得るため製版済のロール版面に施します。また、潤滑性の向上にも効果があります。均一なクローム膜を形成することで、柄の繊細な表現を損ねる事なく印刷品質を持続させます。車両の外装やインテリア等によく活用される技術です。

モーザー社（スイス）製
円周　350mm～1000mm
長さ　400mm～1500mm

Screen

スクリーン製版

スクリーン印刷は、孔版印刷（版自体に作られた穴からインクを透過させて対象物に捺染する方法）の一種です。元々は絹の目を利用していた為にシルクスクリーン印刷とも呼ばれます。他の製版方式と違い、インクが盛り上がった印刷状態になりますので、それに伴い、下地の隠蔽能力に優れた特徴があります。壁紙印刷においては、この事を利用した立体感のある表現などにもよく使われています。また、大型のロールシリンダーを用いたスクリーン印刷版を作製します。柄のつなぎ目が出ないため、長尺物、大量印刷物に適しています。